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この記事の目次
台風上陸で考えた地元消防団のこと!
台風15号が関東地方に上陸し大きな爪痕を残しました。
幸いなことに管理人の地域には大きな被害はなかったようでしたが…
関東近辺とりわけ千葉方面では甚大な被害を受けられたました。
謹んでお見舞い申し上げます。
振り返ると、最近特に自然災害が多くなり規模も大きくなっている感じがします。
地震、台風、火山、豪雨そして時には竜巻まで発生することも…(-_-;)
こう考えると災害のこともっと深く知っておく必要性があるのでは?っと思いますね。
そんな台風15号が通り過ぎようとしている最中!「カーン・カーン」と鐘の音?
そう、地元消防団の消防車での見回りです。本当にご苦労さまです🙏
朝早くから、地域の被害確認と安全確保の呼びかけ頭が下がる思いですね。
管理人も消防団員として活動していたので、やはり災害時の緊急招集は緊張があるものです!
近年、災害が発生が多く消防活動も増える傾向にあると思います。
それに伴い消防団の役割と重要性が改めて見直される時期にきているのではないかと感じています?
消防団の意義を強く感じた東日本大震災!
そして、思い出されるのが8年前の東日本大震災です(-_-;)
管理人も仕事中、宇都宮市内で震災にあい”人生で経験したことのない揺れ”に只々うろたえ(*_*)!
言いしれぬ不安を抱きながら機能しなくなった信号機をすり抜け自宅方面に(-_-;)
もちろん、携帯は繋がらない状態!郊外に進むにつれ被害が甚大であることが車のライト越しに感じます!
地元に戻る頃には大谷石の立派な塀が無残に倒れ!見慣れた風景が一変しています!
そんな瓦礫と化した塀を避けながら通り過ぎるのがやっとです(-_-;)
我が家?家族は!(-_-;)そして我が家が見える通りに!無事だ。窓越し薄明かりが見える?
急いで、家の中に!家族は全員無事よかった~(^o^) 停電のため石油ストーブで暖と明かりをとっている。
近くに住む両親や親戚の安否も確認できひとまず安心!
家の中は素足では歩けないほど、物が散乱し割れ物も…と不通だった携帯が突然鳴り出した!
そうです!消防からの招集命令がかかったのです!取り付く暇もなく…(;_;)
正直、この時点で”家の片付けどうしよ~”の身勝手な気持ちがあったのも確かです(-_-;)恥ずかしいですね!
しかし、いつしかそんな気持ちも吹き飛んでました。地元が壊れてる(・・;)
管理人の地区の被害は甚大で町内ただ1校の中学校は登校不能状態になり塀が倒れ屋根瓦崩れ、停電で町に灯り無い状態です!
各担当地区を手分けし被害を報告!建物被害は甚大であるもののけが人等の報告はこの地区ではなくせめてもの救いでした。
この日は消防詰所に泊まり込み、交代で見回りをすることに!断続的に続く強い余震に警戒しながら時より入るニュースで東北地方の…。
消防団員も地域の見回りで事の重大さを思いさせられる中、東北地方の津波のニュースが!
地元だけではない!とてつもなく広範囲が災害に飲み込まれている!そう改めて実感し言いしれぬ不安感に包まれたのを覚えています。
更に追い打ちを掛けるように福島原発事故が…
災害時、一番頼れるのは顔見知り!
あの東日本大震災の発生直後、混乱の中先ず最初に寄り添えることができるのは誰か?
きっと大半の人は家族やご近所の人あるいは地域の人だったのではないでしょうか?
特に地方では高齢者も多く連絡網が遮断された場合、安否の確認は地元のマンパワーにだけ!
ここではじめて地域の一番近い存在の消防団の意味が出てくるのだと思うです!
他の地区では知り得ない「あの家のおじちゃん」もその地元の人間だからこそ知っている情報です。
災害時先ず、地域が率先して「共助」しあい、その「共助」の大きな役割を消防団も担っていると思っています。
さらに、「共助」で得た情報を正確に「公助」に繋げることで被害の把握や対策に取り組むべきだと考えます。
簡単に言うと地元の被害状況をいち早く正確に国(行政)に知ってもらうこと(対策してもらうため)です!
今、消防団が危機的状況?
そんな社会生活の基本インフラでもある消防団が今、危機的状況です!
消防団に入団してくれる人がいないのです(-_-;)
管理人が活動していた頃もすでに人数が足りず、学校の教師や役場の職員が団員として活躍していました。
また、違う地区ではかなり高齢な方が団員として活躍されているのもみました!
もちろん、若い人がいない地区もあるのも事実ですが…
それより、消防団=大変・面倒・興味なし…etcにより入団を断る例が殆どです。
ある地区では、ある一定年齢までの男性は消防団に入団しない場合”罰則金”を徴収するところもあるようです。
しかし、この方法だと金額を支払えば免除してもらえるになってしまい!あまり得策とは思いません⤵
だからといって、徴兵制でもない訳で強制入団ということは避けるべきですが…ん~難しい(-_-;)
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地元の仲間と触れ合える数少ない場
そんな管理人も、入団動機は正直仕方なしの渋々状態だったように記憶してます…^^;
この地区の入団年齢としてはかなり年配の35歳!(ほかの地区に怒られそうですが…^^;)
団員は殆どが後輩に当る年齢になるわけです!
社会人になると不思議なもので、地元といっても付き合いがあるのは同級生ぐらい?
ましてや、5,6歳違う年代(もっと離れた年代も…☺)ともなると顔もわかりません!
果たして自分がそんな連中と上手く付き合っていけるのか?
不安ばかりが頭をよぎりやはり受けるべきではなかったと後悔しました(-_-;)
しかし、活動して間もなくそんな気持ちはなくなっていました!
それは、消防活動に必死だったのもありますが!地元の仲間意識が以外な位持てたから…?
また、遊び以外でこれだけの若者がしかもボランティア活動で集まる機会は消防以外にない訳で…
考えたらかなり特殊な?集団なのかもしれません^^;
それ故に結束感・使命感・郷土愛そして楽しさもあるのだと思います。
消防全般のことはもちろんですが…団員の子供の話や近所のはなし…
親の話や学校の話はたまた恋愛話まで話が広がり時間を忘れることも!
でも、この小さな近所の情報のコミュニュケーションが災害時には物凄く大切ではないかと…
自治会運営も変わらざろう得ない?
今の世の中、個人のプライバシーを大事にするあまり円滑なコミュニケーションがしづらくなっている?
管理人の近辺でも自治会に所属しない家が増えているのも事実です(-_-;)
そうなると、普段のお付き合いも少なく災害時に共有情報が極端に少なくなる恐れも。
例えば、〇〇さん家は息子さんは上京していて今は夫婦2人暮らしだとか…!
近所だからこそ知っている情報が災害時は非常に重要になってくるのだと思うんです。
そのためにも、ゆる~くご近所さんと繋がりを持つということはとても大切なことだと思うです(^o^)
もちろん、そこには個人のプライバシーの尊重があってこそ!は言うまでもありませんが…。
また、自治会に入らない・入りづらい等の理由も…?自治会運営の見直しも検討すべきですね。
事実、管理人の自治会もあまり新陳代謝が上手くいってない感じです!
管理人も50歳ですが全くもって若い分類で、我々世代が自治会活動に参加してこないのです(-_-;)
せめて、40/50歳代の若者?が中心になってくれると少し雰囲気も変わるかもしれませんが…?
こんなところにも、自治会活動は親まかせという感じの田舎の甘やかしがあるようです(-_-;)
ゆる~い繋がりで「共助」をつくる!
少し話が外れましたが、災害時お隣さん同士がどれだけ知っているか?
また、普段からゆる~く繋がることでいざという時コミュニケーションも円滑することができるかも?
東日本大震災では”きずな”という言葉が復興のキャッチフレーズともなりましたが…!
震災後のキャッチフレーズとしては非常に良いのですが8年経過と地域性の現状を考えると…?
”きずな”のフレーズは重い感じがするかもしれません。もっとゆる~い繋がり感がいいのではと思うのです。
そう、あいさつ程度からでも「共助」の繋がりはできていくのだと思うんです(^o^)
ほんの少し近所の人に気遣いをする!もしかしたら少しだけ昔の日本は普通にやっていたことかも…(*_*)!
とはいえ田舎の土地柄、年配の方は「共助」を自然に実施できている人もいるのも事実ですが…(^o^)
要は年代・新居宅間などの意思疎通ができにくくなってきているようです。
「共助」と消防団
そして、「共助」をつくる上で大きな役割を担うのが消防団にあるのではないかと思うんです!
ベテランもいれば若い団員もいることで幅広い年代の意思疎通ができる👍
新居者の人でも入団することで地元の人と打ち解けやすい(^o^)
事実、管理人も全く消防団に興味はなかったものの入って活動するうちに…
使命感らしきものが芽生え地元を守らねばという気持ちになれたのも確かです(気恥ずかしいですが…)
火事の現場に出動し消火作業を終え、被害者の方から心から御礼を言われ涙したこともありました(;_;)
そんな日常では経験し得ないことを仲間と活動することで”絆”が深まり団結力が生まれる!
確かに面倒なこともあった思うのですが^^;それ以上の得るものが消防活動にあったと思っています。
そして、この消防活動が地域の「共助」につながる架け橋になってくれたらと思っています。
まとめ
今回は、台風災害を目の当たりにし改めて防災の重要性を考えさせられました。
そして、消防団の重要性や必要性更には問題点までも考えてみました!
日本の場合一年中何らかの災害が各地で発生しているのが現状です(-_-;)
その時、やはり最初に頼れるのは近所や地域の人になってくると思います。
少しでも消防団の活動が地域の方に理解してもらい「共助」の関係が築けること…
それが被害を最小限に留める第一歩になると思っています。
改めて今回、台風被害にあわれました千葉県の方々にお見舞い申し上げます。
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