信頼って軽くい言う風潮に喝!そう簡単に信頼はつくれねぇ~んだ
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たま見聞録 黒須です

 

今回は信頼です!

最近、You Tube界隈でもこれからの世の中は信頼(信用)が価値を見出す。

こんな話題が多くの動画で投稿されているのを拝見します。

今まで、形のあるものに価値を求めてきた人類が信頼や信用といった無形のモノに価値を見出す。

これって、素晴らしいことですよね!

 

ただ、これって容易く手に入れられるモノなんでしょうか?

信頼(信用)を得るために行動を起こす!なんかそんなふうにも見えませんか!ビジネスだったらまだしも…

まぁ~そんな硬いこと言うなよ!と思われそうでが。

じゃ~仮に、親友や友達があなたに対して信頼を得ようと行動したとしよう!

はじめのは感謝もするにせよ、そのうちウザさが増し「おまえどうかした!」になりませんか?

 

私達は信頼(信用)得ようとすると”見返り”を求めてしまう癖があるんです!

上記の例で例えれば「信頼を得たい」という気持ちの反対側であなたに「信頼してもらいたい」見返りが…

ビジネスだったらここで信頼(信用)が金額に置き換わり、商談成立の流れがつくれそうですが。

一方、親友や友達関係はちょっと違います!要は金額に置き換わりづらいのです。

 

先日こんなことが…

久しぶりに長年(30年)お付き合いある先輩から連絡がありPCの修理の相談を受けたんです。

近所にも関わらず最近忙しさにかまけて合わなくなっていたのが現状でした。 

そんなこともあり、久々の再会にPCの相談は脇に昔話しに火がついたわけです。

そして話が以外な方向に…

 

それが、私の自宅前にある自分所有の畑の話に!

この畑、全く何もすることがなく、ただ草刈り機で定期的に草刈りをするだけ。

最近、家庭菜園でもとは思っていたものの手で耕すには広すぎる面積。

かといってトラクターを買うまでの農家にはなれないし…で毎年、虚しく眺めていたわけです。

 

何度か、近所の同級生に頼んでトラクターで耕してもらったこともあったですが…

雑草の生命力は凄まじく1ヶ月後には元の状態に!「いつでもやってやるから!」とは言われたものの…

この時期、農作業も忙しいしこの小さな畑のためにと思うと気が引けてしまっていた訳です。

そして、相も変わらずの草を刈っただけの畑になってしまていたわけです。 

 

そんな愚痴とも相談とも言えないような話になっていた時!

先輩が首をかしげながら一言!「そうだ家の”耕うん機”持っていけばいいや」

そう、この先輩の家も兼業で農家をしているんです。

兼業といっても、私が想像するより遥かに大きな規模でやっている感じです。

先輩曰く、何かあった時のために農家で食べていけるよう色々考えているらしい!

 

そんなこともありコンバインや田植え機、トラクターそして耕うん機など農業機械が多数。

耕うん機も2台ありトラクターがあるため使わずに倉庫に置いてあるだけだとか…  

しかも、メンテナンスのため定期的にエンジンをかけているというのです。

それならってことで耕うん機を私の家に貸し出して使ってもらった方が良いねって!話が急展開に。

 

しかし…耕うん機を貸し出すって!しかもお金も一切いらない。条件は?数ヶ月に一度はエンジンをかけて!

なにそれ?でしょ。ホント有り難い話ですが…私としては先輩にどうお返しればいいのか?って感じです。

当の先輩は至って乗る気で「じゃ~次の日曜日にでももってくから!」話が私抜きで進んでいきます。

この時、”はっ”と思ったんです!この人って見返りも何も考えてない。

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ただただ純粋に私が助かればそれでいい!他に何もないんです。

考えてみれば…いつもそうだったんです!私が自営で商売を始めた時もこの先輩が最初に商品を買ってくれたり…

思い起こせば数々の思いが…でもです!当の本人は見返りをまったく考えないのです!それがいつもなのです。

考えてないということは「してあげた!」という意識さえないということ。

事実、あの時はお世話になりましたね!みたいなことをいっても…そうだったけってな感じ!

 

これは、自分自身の親や兄弟に与える”無償の愛”とでも言うべき行動に似ている気がする。

私も二人の娘の父親、この娘達に見返りを求めるか?と聞かれれば答えはNOだ!

娘に限らず家族や兄弟も同じ自己犠牲が伴う行動!”無償の愛”が自分の中にも確かに存在する。

話が飛躍しすぎるかも知れないが、この先輩行動に見返りは微塵もなく「相手のために…」だけが存在する。

 

付き合いも30年余り…先輩、後輩とは名ばかり言いたいことは何でも言う”スーパー後輩”の異名もつ私!

それは、今でも変わらず全部を受け入れてきてくれた30年です。

その全てが今現在の、信頼(信用)になっていると今回改めて強く感じた訳です。

昨今、信頼や信用は大切!ってことがメディアでも多く報じられる世の中!

それは間違えないことでしょう。でもこの言葉そんな薄っぺらいもんじゃない

 

50の中年オッサンが言うといかにも小言に聞こえてしまいそうですが…

信頼を得るには濃い人間関係が不可欠なんだと!

そしてそれは自分にとってお金では買えないかけがえのない存在になると…

 

今の日本社会モノで溢れています!これ以上欲しいモノってなんでしょうか?

あなたが今欲しているモノ本当に必要なものですか?もしかしたら…

自分の見栄や欲望の手段のための物欲になってはないですか?

その物欲を形のないもの例えば旅行(冒険)や趣味、習い事などにすることで

モノの価値判断って変わってきそうだと思いませんか?

 

2020年感染症や通貨危機と立て続けに日本を襲う異変!

きっと将来振り返った時、2020年が大きな変革の年だったと記憶される年になりそうです。

そんな激動の時代に信頼(信用)が大きな意味を持つのではないかと深く感じた訳です。

今回、トラクターを借りるという一見、形のあるやりとりのようにみえますが…

トラクターを躊躇なく無償で貸し出してくれた”信頼という絆”に大きな意味があるのです!

 

今度は私の番です!この先輩に喜んでもらえるものをしてあげたい…

そうそう、見返りはないといったんですが…厳密にはあるですよね!それは…

相手が喜んでいるのを見たり想像することでしょうか!

 

近い将来、信頼(信用)が貨幣の価値判断になる時代がくるのでしょうか?

自分本位ではなく相手を考え人の為に行動することが信頼(信用)=お金になる。

そんな世の中だったら、きっと争いももっと減らせるはず?

信頼、簡単に手に入るモノではないけど…

これからの時代きっと世の中を動かす原動力になっていくかもしれませんね!

 

少し話が大きくなりすぎました!

次の週末、早速軽トラの荷台に耕うん機を載せて我が家にやって来ました。

操作方法を丹念に私に教える先輩は本当に嬉しそうです!

今年は、この耕うん機で耕した畑で野菜でも作ってみようかと企んでいます。

その野菜を持って行ったらきっと…

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